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風邪にまつわる英語表現いろいろ

 Coldといえば日本語では「寒い・冷たい」という意味とともに、「風邪」という意味があることも一般的に知られているかもしれません。それでは「風邪をひく」という表現はどうでしょうか。”I have a cold.”といってもいいのですが、それ以外にも”catch a cold”という表現があり、実は、これが正に「風邪をひく」という日本語を表す言い方になります。”I have a cold”は(今)風邪をひいた状態である、のに対して”I caught a cold.”は風邪を過去の時点でひいてしまって、今もその状態にあるという意味合いになります。「風邪をひいている」と言いたいときは”I have a cold”か”I caught a cold”と表現し、”I am catching a cold”ではない、ということに気をつけましょう。ちなみに”I feel like I’m catching a cold.”という表現を耳にすることもあると思います。この表現は「風邪をひきそう」なとき、また「風邪っぽい」ときに使われたりします。


 これ以外にも「体調が悪いとき」の表現がいくつかありますが、そのうちの一つに”under the weather”という表現があります。”I’m feeling a bit under the weather.”これは必ずしも「風邪をひいている」というわけではないのですが、特定できないけど体調が優れないときに使う表現です。また、”I’m coming down with ~”という表現もありまして、例えば”I’m coming down with a cold.”と言った場合は「風邪のひき始め」を意味し、”I’m coming down with something.”と言った場合も「風邪の引き始め」また「何かわからないけど体調が悪い」というときに使われたりします。体調が悪いときに使われる表現で”feel run down”というものがありますが、これは「だるい」という意味が含まれます。

「熱がある」といういうときは”I have a fever.”という表現を聞いたことがあるかもしれませんが、これ以外に”I’m running a fever.”という表現もあります。「熱が走る」と言ってしまうとなぜだろう?と考えてしまうかもしれませんが、これも英語のイディオムとして覚えてしまいましょう!

ブログ執筆者

橋本実和
(米国・日本看護師、米国看護学士)
IPEC看護英語教育アドバイザー

アメリカ・カリフォルニア州のCommunity Collegeで看護教育を経てAssociate Degree in Nursing(ADN)を取得。NCLEX-RN合格後、バークレー市内の病院のがん・血液科病棟にて病棟ナースとして5年間従事。その間にカリフォルニア州立大学にて看護学士を取得。帰国後、IPEC看護英語専任教師として活躍しながら、日本の看護師免許を取得。現在はインターナショナルスクールのスクールナースとして働きながら、IPEC看護英語教育アドバイザーを務める。

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