2019年8月1日、大阪府看護協会にて「医療・看護場面で使う英会話~看護英語コミュニケーション研修~」が行われました。2クラス(11:00~14:00、15:00~18:00)実施され、各回48名、50名と多くの方にご受講いただきました。受講生はほとんどが病院、診療所で働く看護師の方でしたが、助産師や保健師の方もいらっしゃいました。東京オリンピック・パラリンピック、大阪万博を控え、外国人患者の増加が見込まれる今、しっかり準備をしたいという皆さんの強い意欲が伝わってきました。
今回の受講生の60%以上を占めた40代の皆様は学生時代に「一般英語」を学んだ世代。
苦手意識があった英語も「看護」という自分の仕事に直結した分野で学べば内容もわかるし楽しい!と学習意欲がアップした方が多かったようです。
研修前半では、まず挨拶・自己紹介・患者の名前や生年月日の聞き取りの表現を学習し、その後お互いにロールプレイを行いました。名前をアルファベットで綴る際に相手にしっかりと伝える言い方を学び、また、月日や年の言い方を実際に書くことで「言えても書けない」単語や、綴りを忘れてしまっている単語を確認します。ロールプレイでは、それぞれが看護師役・患者役を交替に行いながら、しっかりと相手の名前と生年月日を聞き取る練習をします。何回も繰り返すことにより、英語の表現がだんだんとスムースに出るようになっていきます。はじめは静かだった研修室内も、次第に皆さんの声が大きくなり、積極的に次々と相手を替えてロールプレイを楽しそうに行い、どんどんにぎやかになっていきました。
研修後半は、最初に臓器名・疾患名のゲームを行いました。グループに分かれて行い、和気藹々とした中にも「こうじゃない?」と真剣に話し合う様子が見られました。ゲーム後、使われていた臓器名・疾患名の発音を学びました。
次に問診の表現を学習しました。主訴・家族歴・アレルギーに関わるやり取りや、症状の言い方を学習します。その後、学んだ質問を使って患者役の教師から情報を聴き取り、そのやり取りを何回も話す練習を行いました。
皆様、とても真剣に取り組まれ「3時間では足りない!」というご意見も頂戴したくらい、あっという間の3時間でした。
今回の研修後のアンケートに、多くの方々が「今後も英語学習を続けたい」、「外国人患者に関わってみたい」、「意欲の向上につながった」、と回答しておられました。また、明日からでもすぐに使える内容であったことから、「実践へ応用できる」と回答された方が全体の85%に上りました。
今後も皆様が看護英語の学習を続けられ、益々ご活躍されますことをお祈りしております。
大阪の皆様、どうもありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております!
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