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看護師のための現場で使える英会話  ワンポイントレッスン ~インフルエンザ~
第1回 問診の英語表現 「今日はどうされましたか?」

今では冬ばかりが流行の時期とは言えなくなっているインフルエンザですが、やはり空気が乾燥するこれからの時期が最も感染が広まります。インフルエンザは英語でも「influenza」ですが、英語圏では略称の「flu」が、医療現場だけではなく一般的にもよく使われます。

インフルエンザの疑いで来院する外国人患者も増加することが考えられますので、来院された時に英語で対応できるように準備をしましょう。
ここでは、「問診」「インフルエンザの迅速診断法の介助」そして「投薬時の説明」を取り上げ、使える英語表現を学びます。

第1回目は「主訴を聞き取る問診の基礎」です。

Are you ready?  Let’s get started!

まず、看護師の質問を聞いてみましょう。

ナース

「今日はどうされましたか?」
What seems to be the matter today?

この表現は主訴を聞き取る時に必ず使う表現になりますので、音声を聞いて何回も練習しましょう。
How can we help you? ももちろん間違いではありませんが、初対面の患者にはseem(~のように思える)を使ったこの婉曲的な言い方が丁寧です。

患者の症状として考えられるのは、「発熱、倦怠感、咽頭痛、鼻汁、関節痛」などが挙げられます。

患者

「熱があって体がだるいです。」
I have a fever and I feel run-down.

「のどの痛みがあり、鼻水も出ています。」
I have a sore throat and a runny nose.

「そして、全身の関節が痛いです。」
And my joints ache all over my body.

a fever(熱)、a sore throat(咽頭痛)、a runny nose(鼻汁)はI have…と言っているのに対し、run-down(倦怠感)にはI feel…を使っています。単語によってhavefeelを使い分ける必要があるのです。
また、acheという動詞で痛みを表しています。acheは名詞「痛み」としても良く出てきます。特に、体の部位と結合した次のような単語 headache(頭痛)、stomachache(腹痛)、toothache(歯痛)などは医療現場でも頻繁に聞く単語です。これらの~acheI have a headache.のように、haveを使って症状を表します。

発症時期についてもしっかり質問しましょう。

ナース

「症状はいつ始まりましたか?」
When did your symptoms begin?

begin(始まる) の活用形を復習しておきましょう。

現在形 : begin

過去形 : began

過去分詞: begun

symptom(s)(症状)の発音も含め、文章全体を覚えるまで練習しましょうね。

患者

「熱は3日前から始まりました。」
The fever started three days ago.

先ほどのbeginを使えば The fever began…. となります。startは規則変化ですので、edをつければ過去形になりますね。ago(今よりも前に)を使って3日前に始まった、と言っています。

看護師と患者の問診の基本的なやり取りを見てきました。
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第2回 問診の英語表現 「予防接種は打ちましたか?」

お楽しみに!

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