夏が近づき暑くなると、たくさん汗をかき、頭痛・吐き気・めまいなどの熱中症の症状を訴えて来院される方が増えますね。
今回のセミナーでは、このような症状を呈した外国人患者が来院した際に、基本的な問診や熱中症の予防のための指導ができるような英語表現を学習しました。
まず、第1部では「熱中症」といっても”heat illness” heatstroke” “heat-related illness”など、英語表記がひとつでないことから始まり、「めまい」や「立ちくらみ」などの症状では、”I have~”” I feel~”という2種類の伝え方を学びました。また、熱中症の問診の聞き取り練習を行い、その後、よく使われる表現を学びました。教師による、より丁寧な表現の追加説明があり、またさらに多くの表現を「Nursing English in Action」テキストのページとも関連付けて教えてもらったことで次の学びにもつながりました。
第2部では、熱中症の応急処置や予防のための患者指導の効果的な表現を学びました。予防の仕方とその伝え方を英語の文章で学ぶことで、実際に役に立つ看護の内容と英語表現の両方のエッセンスを実践的に学ぶことができました。また、塩分・水分・電解質などの単語を用いて簡単なセンテンスの中で重要なアドバイスができる、誰もが知っていた方が良い役に立つ内容・表現が学べました。
第3部はスピーキング練習です。全員でロールプレイの看護師役・患者役としてダイアログを実際に発音していきました。教師に発音をチェックしてもらいながら行いましたが、参加者の皆さんとのロールプレイを通して、「もっとスピーキングの練習をしたい!」という気持ちが湧いてきました。
IPECでは今後も看護師をはじめとする医療者の方々に実践で使える英語を学べる環境を提供していきます!
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