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【海外の看護現場から】祝祭日の勤務はpotluck party!

 年末になるとアメリカの病院で働いていたときのことを思い出します。私の働いていた病棟の夜勤のスタッフは夜中ナースステーションでラジオをかけていることが多かったのですが、12月に入るとクリスマスソングばかりをかけているラジオ局があって、夜通しクリスマスソングを聴きながら仕事をしていたのが懐かしく思えます。


 また、11月の下旬(第4木曜日)はThanksgiving Dayで、12月25日は日本でもお馴染みのクリスマス。お正月も元旦は祝日になるのですが、10月頃になるとアンケートのようなものが回ってきて、「どのホリデーを勤務するか」の希望を出します。そのうち、Thanksgivingとクリスマスのいずれかはマストで入らなければいけませんでした。(これはあくまでも私の働いていた病院で行われていた制度ですので、アメリカの病院どこでもこのような形をとるかというと必ずしもそうではないのでご了承ください。ですが、他の病院で働く友人と話していても同じような感じでした。)

ホリデーでも特に予定を立てず率先して働いていた人もいれば、やはりこれらのホリデーは家族と過ごすのが一般的なので、できるだけ家族との時間を優先している人もいました。なぜわざわざホリデーに仕事を入れるのかといいますと、”holiday pay”というものがあり、その日は”time and a half” といいまして、時給が1.5倍になるのです。(これもまた施設によってはあったりなかったりする制度です。)ホリデー期間に特に予定がない人はホリデー時期は稼ぎどきとなるのです。

さて、働きたくないのに働かないといけないホリデーに入ってしまった人は文句言いながら仕事するのかといいますと、そんなこと全くありません。どうせ働かなければいけないのだったら楽しく過しましょうという感覚の人が多く、大抵の場合、どこの病棟でもpotluck(持ち寄りの食事)が行われ、患者さんケアの合間を縫ってブレークルームでみんなで食事をしたりしていました。夜勤のNursing Supervisor(看護部の責任者の役割でシフト毎に必ず院内にいる人)は各病棟に回って、「あの病棟ではこんな料理があったよ」などと言いながら食べ比べをしていました。病院でも和気藹々と過ごすホリデーでした。

ブログ執筆者

橋本実和
(米国・日本看護師、米国看護学士)
IPEC看護英語教育アドバイザー

アメリカ・カリフォルニア州のCommunity Collegeで看護教育を経てAssociate Degree in Nursing(ADN)を取得。NCLEX-RN合格後、バークレー市内の病院のがん・血液科病棟にて病棟ナースとして5年間従事。その間にカリフォルニア州立大学にて看護学士を取得。帰国後、IPEC看護英語専任教師として活躍しながら、日本の看護師免許を取得。現在はインターナショナルスクールのスクールナースとして働きながら、IPEC看護英語教育アドバイザーを務める。