一般的にはcold medicine (風邪薬)を薬局で買って飲むことになり、、日本とたいして変わりません。ただ、日本では医療機関に行っても風邪薬がもらえますが、アメリカでは風邪薬をもらいに医者にかかるということはしません。
暖かいものを食べる・飲む、ということが風邪をひいたときの家庭での対処法で、定番がchicken soupです。日本でいうおかゆのようなものでしょう。chicken soupは、誰かが風邪で寝込んだりした場合に作ってあげるお見舞いアイテムとしても人気です。
風邪の回復を早くするにはvitamin C、と言われていて、そのためにorange juice(オレンジジュース)を飲む人は多いです。ちなみにオレンジジュースのことをOJと呼ぶ人が多いので覚えておきましょう!またよく知られている商品にEmergen-C というものがあります。粉末状で、水と混ぜるとビタミンCが1000mg摂取できるドリンクが出来上がりとても人気があります。
また、Echinacea(エキナケア)という薬草が風邪に効くということで色々な商品が出回っています。これはアメリカ先住民族がもともと使っていたと言われているようですが、今ではサプリのような商品として売られています。お店の商品棚にはビタミン剤と共に並んでいます。こちらもさまざまな研究がなされていますが、風邪に絶対的に効果があるという証明はされていないようです。
日本でも「風邪には◯◯」と色々な対処法があると思いますが、今回はアメリカではこれらの対処法が一般的、ということを紹介いたしました。
橋本実和
(米国・日本看護師、米国看護学士)
IPEC看護英語教育アドバイザー
アメリカ・カリフォルニア州のCommunity Collegeで看護教育を経てAssociate Degree in Nursing(ADN)を取得。NCLEX-RN合格後、バークレー市内の病院のがん・血液科病棟にて病棟ナースとして5年間従事。その間にカリフォルニア州立大学にて看護学士を取得。帰国後、IPEC看護英語専任教師として活躍しながら、日本の看護師免許を取得。現在はインターナショナルスクールのスクールナースとして働きながら、IPEC看護英語教育アドバイザーを務める。
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”An apple a day keeps a doctor away.”という表現を聞いたことはありますか。直訳すれば、1日にりんご1個を食べれば医者を避けられる、つまりりんごを食べていれば病気にならないという意味です。今ではold wives’ tale (迷信)のように単に語り継がれている言い回しとして扱われていますが、りんごを食べることがどこまで健康上にプラスの効果をもたらすか、は現代でも研究が行なわれているようです。以前にアメリカの病院では一般的に外来診療はないと紹介しました。それと関連しているようでもありますが、アメリカ人は風邪をひいても医者にはかかりません。もちろん風邪の症状がこじれてしまった場合は医療機関にかかりますが、「普通の風邪」の場合は自分で(家で)対処するのが基本です。