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~TOPEC看護英語試験に合格して活躍の場を拡げよう~

TOPEC看護英語試験 成績優秀者 スペシャルインタビュー

TOPEC看護英語試験は、基本的な看護業務を英語で運用できる能力を測定する試験として、看護師・看護学生、その他医療従事者の皆様に受験していただいています。

第10回TOPEC看護英語試験において、優秀な成績で合格された現役看護学生、慶応義塾大学 看護医療学部 1年生 中村優花さんにお話を伺いました。

中村さんは、高校時代英検準1級を取得され、大学の学部では単位を免除されていますが、現在も看護英語を含め、英語力の向上を目指して積極的に学習されています。

IPEC: 看護師を目指そうと思われた動機についてお聞かせください。

中村さん: 父が理学療法士、母が歯科衛生士であったことから、幼い頃から医療の世界が身近で、漠然とあこがれを持っていたため、将来は医療関係の職業に就こうと思っていました。現在母は、医療事務の仕事をしていますが、様々な医療職について調べているうちに、患者さんにとって一番身近な医療従事者である「看護師」という職業に魅力を感じ、中学3年生の頃から看護師を目指そうと思っていました。

IPEC: 医療職の中でも特に看護師を目指したのは理由があるのですか。

中村さん: 自分の性格的にいろいろな人とコミュニケーションを取りながら仕事ができたらいいな、というのが根底にあり、それを一番理想的な形で考えられるのが、医療職の中では看護師なのではないかな、と思い、看護師を選びました。

IPEC: 今までの英語学習についてお聞かせください。

中村さん: 英語は好きでしたし、得意でもありました。高校が英語授業に力を入れていたので、高校1年生の時に、学校のプログラムでカナダに3週間ぐらい行っています。

IPEC: TOPEC看護英語試験について伺います。看護英語試験を受験された目的、理由をお聞かせください。また、受験されたご感想もお聞かせください。

中村さん: 実用英語技能検定準1級を取得しているので、大学では単位免除になり、英語に触れる機会がなくなってしまったため、英語の勉強をする時間を設けようと思い、TOPEC看護英語試験を受験することに決めました。
今までは看護英語を重点的に勉強する機会がなく、自分で勉強しにくいところもあったのでそれをカバーするにはこの試験が一番近いのかな、と思いました。はじめは知らない単語や表現も多かったけれど、今回受験にあたり医療英語に特化した試験勉強をすることができ、とても勉強になりました。

IPEC: 試験の難易度はいかがでしたか。時間の配分などはどうでしたか。

中村さん: 試験時間は、意外と大丈夫でした。
一番間違えたのはライティングのところです。スペルまでは、ちょっと気が向いておらず、全然書く練習をしていなくて。発音はできるのに・・・という単語がいっぱい出てきて、ライティングとはそういうことだったか、と思いました。高校では結構英語の検定試験などもやっていたので、ライティングは課せられていたのですが。

IPEC: 今は1-2文字入力すればパソコンやスマホが単語をスペルアウトしてくれますが、スペルを知らないと正しい変換ワードを選ぶことができません。医療の現場で、スペルミスがあって間違って伝わり、命の危険につながる事態になってしまっては大変です。そういった意味で、結構賛否両論ありますが、あえてTOPEC看護英語試験は書かせているのです。

中村さん: ああ!そうなのですね。

IPEC: 試験対策推奨テキストの『Nursing English in Action第2版』について伺います。TOPEC看護英語試験の受験勉強にあたり、どのように活用されましたか。

中村さん: 一番重点を置いていたのが、単語の勉強です。今まで英語の検定対策でも単語の勉強はしていましたが、医学系の単語は、初めて出会う単語が多かったので、自分で50枚くらい2束の単語帳を作って、隙間時間に見返すようにしていました。1日の勉強時間などは明確には決めていませんでしたが、テキストを毎日持ち歩くようにして、時間ができた時に少しずつ進めていく形で勉強していました。
長い単語も分割すると、これ(接尾語)はこういう意味(例:学問)で、こっち(語根:gastr)は消化器系の単語、という解説は印象的でした。疾患名は今後のためにも覚えた方が良いと思い、頑張りました。


中村さん作成の単語帳

リスニングに関しては、時間がある時にカフェで聞いたりしていました。

IPEC: テキストとTOPEC看護英語試験の内容で、役に立つと思われた点を教えてください。

中村さん: 私自身はまだ看護学生で、全然現場のことは知らないのですが、実際の現場で使われている状況を学べたこと、薬剤の名前なども書いてあり、率直にいろいろと勉強になったな、と思いました。

IPEC: テキスト『Nursing English in Action第2版』は、まだ現場に出てない学生の皆さんに、看護業務についてイメージしてもらえるように、病棟の看護業務の流れに沿って作成しています。このテキストを通して現場のシチュエーションも知ることができた、ということですね。

中村さん: はい。

IPEC: ご自宅ではどのように看護英語を学習されているのですか。

中村さん: 看護英語は今回のように試験を受けることで勉強する機会を設けている感じです。英語学習としては単語帳などを買っています。
医学英語は、英語の医学系の論文をたまに読んでいます。意外と面白いです。

IPEC: では、目指す看護師像について伺います。また、今後、看護の現場でどのように英語を活かしていきたいとお考えですか。

中村さん: 将来は、発展途上国の国際協力や医療人道援助団体の一員として、発展途上国での活動に従事してグローバルに活躍できる看護師になりたいと考えています。海外の医療者の方と一緒に働いていく上でも、患者さんの健康を守っていく上でも、英語は重要なコミュニケーションツールになると考えています。

IPEC: では、最後に今後TOPEC看護英語試験を受験する学生の皆さんへメッセージをお願いします。

中村さん: 看護の英語に特化した試験を受けたい方にとってはもってこいの試験だと思います。

IPEC: 2月にカンボジアでの医療現場を実際に見に行かれるという中村さん。英語を話せる看護師として活躍されるのを楽しみにしております。
本日はどうもありがとうございました。

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