2024年7月3日(水)、京都先端科学大学 嵯峨野ホールにて外部講師としてIPEC看護英語専任教師(看護師)が、「第12回臨床国際コミュニケーション(2)~看護職として知っておきたい外国籍クライエントへの接し方①~」の授業を担当しました。本大学の看護学科3年生57名の学生の皆様にご受講いただきました。
学生の皆様は、IPEC看護英語テキスト「Nursing English in Action第2版」の症状(Chapter 2)、病歴と生活習慣(Chapter 4)、バイタルサイン(Chapter 7)を事前学習してきました。
授業の最初に事前学習の復習として、英語での臓器名称クイズにチャレンジし、少し難しい医学用語の発音を勉強しました。
授業前半では、問診時に必要な「主訴・様々な症状の表現、現病歴・既往歴・服薬歴の尋ね方」、バイタルサイン測定時に使う「体温・脈拍・血圧・酸素飽和度」の数字の読み方、伝え方を学習しました。
教師からは、患者の回答を間違いなく聞くことが看護師として重要なことですので、わからない時には曖昧にするのではなく、きちんと聞き返したり、患者への関心を示すようにアドバイスがありました。
それらのフレーズも学びながら、看護師や患者のコミュニケーションに必要な基本的な看護英会話を一文一文、教師のあとについて、学生の皆様はスピーキング練習を行いました。
授業後半では4人1グループに分かれて、授業前半に学習したことを基に、問診のスクリプトを作成しました。
患者側の症状は、学生一人ひとりが考えたことをワークシートへ記入していきました。
そして、完成した問診スクリプトを使い、2名1組のペアになり、看護師役は患者情報の聞き取りや確認、患者役は症状を伝えていくロールプレイを相手を替えながら、何度も繰り返し練習を行いました。
また、2グループに1名の本大学の教員の方々についていただき、フォローをしていただきました。
学生の皆様は、看護英語の授業を通して、看護業務の基本や手順を理解されていました。
次回(7月10日)の授業では、本大学の留学生が患者役になり、看護師として問診を行い、バイタルサイン測定をする実践的な内容に取り組まれるそうです。
授業後には、当協会(IPEC)の理事長 山内豊明先生(医学博士・看護学博士)より、看護英語を学習されている学生の皆様へ「看護英語を学ぶ意義」についてビデオメッセージを送りました。
今後も学生の皆様が看護英語の学習を続けられ、将来看護現場でご活躍されますことをお祈りしております。
京都先端科学大学 健康医療学部 看護学科3年生の学生の皆様、学科長 嶌田教授、鈴木准教授、平野准教授をはじめ、教員の皆様、どうもありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております!
学生の皆様からの多くのコメントをいただきありがとうございました。
一部をご紹介いたします。
IPECは2024年7月、健康医療学部看護学科の「グローバル化する地域の医療を支えるプロフェッショナルを育成」プロジェクトのひとつの「地域包括ケア実践プロジェクトⅡ2024臨床国際コミュニケーション(2)看護職として知っておきたい外国籍クライエントへの接し方①」の授業を外部講師として看護英語専任教師(看護師)が担当しました。
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