12月9日(土)に「第2回看護英語実践セミナー~外国人患者へ『英語で問診』を模擬体験~」が開催され、13名の方(看護師11名、薬剤師1名、教師1名)が受講されました。 セミナーでは、それぞれ違う症状を抱えた外国人患者から情報を聴取する模擬体験と、バイタルサイン測定時の患者への説明を行いました。
患者のシナリオは6つ用意され、問診に入る前にウォーミングアップレッスンを行い、全員でまず重要表現を学習してから問診をスタートしました。模擬体験後、日本人教師による「-itis炎症反応~医学用語の基礎を学ぼう~」と題したミニレクチャーと、アメリカ人教師の英語による「インフルエンザとその予防について」のミニレクチャーを全員で受け、最後に患者役の外国人講師からの総評がありました。
まず全員で問診・バイタルサインチェックに関わる基礎表現、及び各シナリオの追加表現や語彙を学習しました。ネイティヴ教師の後について発音も練習します。前回の実践セミナーや過去のワークショップを受講している方も多く、発音も皆さんとてもスムースです。
3つのブースには患者役の英語教師が待機しており、ひたすら「英語のみ」で患者情報を聴取していきます。前半と後半でシナリオが変わり、受講生は全部で6つの症例を体験することができました。
聴取した患者情報は貼りだされているので、問診終了後に自分の聴取した情報が正しかったのかを各自で確認します。疑問点はすぐに日本人教師に訊くことができます。また、解答を確認した上で、再度ブースを訪れ、前回出来なかったところに挑戦する受講生も!皆さん、限られたチャンスを十二分に活かしていらっしゃいました。
受講生の感想:
「何回も違うパターンの問診が体験できて練習になった。」
「実践形式でとても勉強になった。実践あるのみと感じた。」
「実践できるので少しずつ慣れることができた。」
「正しい表現、発音とリズムなど今回も勉強になった。楽しかった!」
「質問の仕方、ねぎらいの言葉をかけるタイミング、ヒアリングの練習になった。」
「挨拶から問診までの流れや相づちなど、トータルで学べて有意義だった。」
「患者さんの反応や応答に応じてこちらの欲しい情報を得る技術や質問文を学んだ。」
「これから役立てていきたい。」
バイタルサインブースでは、手を動かしながらの説明に少し戸惑う方もいましたが、事前に練習した血圧や脈拍の数値と共にとてもスムースに説明できていました。
「実際に測定する場面で練習ができて良かった。」「現場で直ぐに使える。」「正しい表現や数字の読み方を学んだ。」「摂氏と華氏があることを学んだ。」「ひとつひとつの動作に対する声掛けができる英語力が必要だと感じた。」などのご感想をいただきました。
問診の模擬体験後、日本人教師による「-itis炎症反応~医学用語の基礎を学ぼう~」と、アメリカ人教師の英語による「インフルエンザとその予防について」のミニレクチャーを全員で受けました。メモを取る方も多く、より専門的な知識を身につけたい!という意欲が感じられました。
「炎症の説明の仕方が参考になった。」「インフルエンザ予防について使えそうな文章が載っていて役に立った。」「実際に仕事でも使う単語が出てきて良かった。」「医学用語の成り立ちがわかった。」「医学用語をもっと知りたいと思った。」などのご感想をいただきました。
最後に患者役の英語教師から「前回の実践セミナー(7/23)からの進歩が著しい。努力していることが良くわかる。 相手が言っていることがわからない場合は、躊躇せずに“Please speak slowly.” や、“Could you repeat that ?”と言いましょう。」
「アイコンタクトもしっかりできていたし、ボディランゲージも使ってコミュニケーションできていました。どんどん練習を積んでください。そうすれば会話をすることが楽しくなってきますよ。」と、総評をいただきました。
IPECでは、今後も看護師を始めとする医療従事者の方々に「実践」で使える英語を提供していきます。お楽しみに!
・2018年 2/18(日) 看護英語ワークショップ
・2018年 3/18(日) TOPEC 看護英語試験
*日程・内容は変更になる場合がありますので、詳細はホームページでご確認ください。
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