今日は、腹痛などの痛みのアセスメントで使われる代表的な質問の一つ、「どのような痛みですか?」の英語表現を3つご紹介します。
直訳すると「その痛みはどのようなかんじですか?」という意味になります。
この質問は、painをsymptom「症状」と入れ替えると、症状について詳しく聞く表現としても使うことができます。
What is the symptom like?
「どのような症状ですか?」
itが指すのは、その前に患者が訴えた痛む部位なので、直訳すると「それ(その部位)はどのように痛みますか?」となります。
hurtは「痛む」という意味の動詞で、一般的にとてもよく使われます。
この動詞を使うと、
My stomach hurts.
「おなかが痛い」
のように、体の部位+hurt(s) で「~が痛い」と簡単に表現することができます。
describeは「描写する」という意味の動詞です。 直訳すれば「痛みを描写してもらえますか?」ということになります。この表現も先ほどのようにpainをsymptomに入れ替えて症状について質問することもできます。
Can you describe the symptom?
「どのような症状ですか?」
これら「どのような痛みですか?」という質問に対して、患者は例えば
It’s a tingling pain.
「ちくちくした痛みです。」
と答えてくるでしょう。
tinglingは 日本語の「チクチク感」を表します。正座をしていて足がしびれ、立ち上がった時に感じるあの感じですね。糖尿病による神経障害で起こる痛みにもtinglingは使われますので、覚えておきましょう。
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腹痛は、子供から大人まで、あらゆる世代によく見られる症状ではないでしょうか。
腹痛は様々な原因によって起こります。消化器由来だけではなく、泌尿器由来の痛みや婦人科由来の痛み、さらに痛む場所によっては循環器由来の痛みもありますね。時に重篤な症状の前触れにもなり得ますので、腹痛を訴える患者からは丁寧な聴き取りが欠かせません。
痛みの部位や状態を的確に聴取することで、より早い対処へつなげることが可能となります。