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看護師のための現場で使える英会話 ワンポイントレッスン【腹痛のアセスメント】

【腹痛のアセスメント】

腹痛は、子供から大人まで、あらゆる世代によく見られる症状ではないでしょうか。

腹痛は様々な原因によって起こります。消化器由来だけではなく、泌尿器由来の痛みや婦人科由来の痛み、さらに痛む場所によっては循環器由来の痛みもありますね。時に重篤な症状の前触れにもなり得ますので、腹痛を訴える患者からは丁寧な聴き取りが欠かせません。

痛みの部位や状態を的確に聴取することで、より早い対処へつなげることが可能となります。

腹痛アセスメント

今日は、腹痛などの痛みのアセスメントで使われる代表的な質問の一つ、「どのような痛みですか?」の英語表現を3つご紹介します。

①What is the pain like?
②How does it hurt?
③Can you describe the pain?


①What is the pain like?

直訳すると「その痛みはどのようなかんじですか?」という意味になります。

この質問は、painsymptom「症状」と入れ替えると、症状について詳しく聞く表現としても使うことができます。

What is the symptom like?
「どのような症状ですか?」


②How does it hurt?

itが指すのは、その前に患者が訴えた痛む部位なので、直訳すると「それ(その部位)はどのように痛みますか?」となります。

hurtは「痛む」という意味の動詞で、一般的にとてもよく使われます。

この動詞を使うと、

My stomach hurts.
「おなかが痛い」

のように、体の部位+hurt(s) で「~が痛い」と簡単に表現することができます。


③Can you describe the pain?

describeは「描写する」という意味の動詞です。 直訳すれば「痛みを描写してもらえますか?」ということになります。この表現も先ほどのようにpainsymptomに入れ替えて症状について質問することもできます。

Can you describe the symptom?
「どのような症状ですか?」

これら「どのような痛みですか?」という質問に対して、患者は例えば

It’s a tingling pain.
「ちくちくした痛みです。」

と答えてくるでしょう。

tinglingは 日本語の「チクチク感」を表します。正座をしていて足がしびれ、立ち上がった時に感じるあの感じですね。糖尿病による神経障害で起こる痛みにもtinglingは使われますので、覚えておきましょう。

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