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埼玉県看護協会様 「看護職のための現場で役立つ英会話研修」レポート(2022/5/24)

2021年度はZoomミーティングを使用したオンライン研修でしたが、2022年度は2年ぶりに会場で集合研修を実施いたしました。

本研修の目標は、英語を話す自分に慣れること、臨床現場で使える英語コミュニケーション力の向上です。IPEC看護英語テキスト『Nursing English in Action第2版』と配布資料を使いながら、初対面の外国人患者への対応や問診時に必要な英語表現を習得していきました。

研修前半では、「挨拶、自己紹介、初診時の患者基本情報を聴取」するシチュエーションで役立つ語彙・文法・表現等を習得し、看護師役と患者役にわかれて、ペアワークやロールプレイを行い、実践的なスピーキング練習に取り組みました。

【学習した看護師の英語表現例】

■「こんにちは、私は本日担当の●●です。」
→「Hello, my name is ●●, I’m your nurse today.」
■「生年月日を教えていただけますか。」
→「Could you tell me your date of birth, please?」

ロールプレイでは、看護師役と患者役を交替しながら、患者の名前や生年月日、特に数字は間違いなく聞き取れるように練習をしました。何回も繰り返すことにより、自然に会話ができるようになっていきました。皆さんの声も大きく、積極的にまた楽しそうにロールプレイに取り組んでいました。 看護師の皆さんが、日本語でいつも対応しているように外国人患者へも英語で対応ができるようになることが大切ですね。

研修後半は、体の部位の語彙問題にチャレンジしました。

【学習した語彙例】

■「ひたい」→「forehead」
■「前腕」→「forearm」
教師からは、「fore-」は「前部、前方の」という意味があり、頭の前の方なので「ひたい」、腕の前の方なので「前腕」と、わかりやすく説明がありました。
■「おしり」→「buttocks」
日本語で「ヒップ」と言うことが多いと思うが、英語では「hip」は腰(腰のくびれから大腿にかけて横につき出した部分)、股関節の意味になるので注意が必要と補足説明がありました。皆さん、熱心に教師の説明を書き留めていました。

続いて、「現病歴聴取」に役立つ語彙・英語表現を学び、主訴・発症時期・服薬・アレルギーについて聴取する際の英会話を練習しました。看護師の質問だけではなく、聞き取りがしっかりできるように患者の回答も練習しました。

【学習した看護師と患者の英会話例】

■看護師「今日はどうされましたか。」
→「What seems to be the matter today?」
■患者「熱があって体がだるいです。」
→「I have a fever and I feel run-down.」

研修終盤はグループに分かれ、「患者役」の教師に対して、「看護師役」の受講生の皆さんが一人ひとり順番に質問をしていくスピーキング練習を行いました。
最初は、シナリオを見ながらゆっくり質問をしていましたが、練習を重ねることでシナリオを見ないで情報聴取ができるようになっていました。

埼玉県看護協会の受講生の皆様、どうもありがとうございました。

今後も皆様が看護英語の学習を続けられ、来院される外国人患者に自信をもって対応され、看護現場において益々ご活躍されますことをお祈りしております。

受講生の声(看護師、助産師)

普段の業務で使える内容でよかった。
ロールプレイがあり、スピーキング練習ができよかった。
看護英語テキストもあり自宅でも復習がしやすい。
リスニング練習ではネイティブの音声に触れられて学習ができた。
今後、キャリアアップを目的にTOPEC看護英語試験に臨む意志がもてた。
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