TOPEC看護英語試験は、現在、看護専門学校・看護大学などにおいて団体受験として実施していただいています。
第10回TOPEC看護英語試験において優秀な成績を収められた学生の方々の表彰を行い、英語学習への取り組み方や、今後の看護の現場での英語の活かし方などを伺いました。
成績優秀者: 元々人と関わるのが好きで、対人援助職に興味がありました。その中でも、看護師を選んだのには2つの理由があります。1つは、母親が看護師をしていたということ、もう1つは、部活で怪我をすることが多く、よく病院に行っており、そこで看護師さんとの関わりがあったためです。特に、怪我で大きな大会への出場がかなわなくなった時、私の心にも配慮した声かけをしてくれたのが看護師さんでした。このような理由から中学の頃から看護師を目指すようになりました。
英語は中学の頃から好きでしたが、本格的に興味を持ったのは、高校時代にオーストラリアからの留学生の受け入れに関わったのがきっかけです。留学生受け入れの際のボランティアに志願して、留学生とペアになって学校案内をしたのですが、思ったようにいかなくて、「勉強したい!」と強く思うようになりました。
成績優秀者: 専門教科の教科書がiPadになっていて、学習しやすい、というのが理由です。また、私は将来災害救援時の看護師として活躍したいと考えており、その分野に特化した病院に就職を考えているのですが、厚木看護専門学校の実習先にその病院があったことも大きかったです。
成績優秀者: 看護専門学校に入学するまでは看護師が実際にどういう業務をしているのか全く知らなかったのですが、学習を通じて、看護師は患者の病気のことだけではなく、生活背景や家族についてなどを考慮して患者に関わっていかなければいけないことを知り、本当に奥が深いと感じています。
成績優秀者:: テキストで学習した授業内容を理解できていればできる問題だったので、ちょうどいい難易度でしたし、自分の英語レベルが確認でき、英語への意欲を高められる良い機会となりました。リスニング問題の読み上げスピードも、聞き取りやすいスピードだったと思います。テキストの移乗介助(Chp.6)や、バイタルサイン(Chp.7)のところは、授業で実際に器具を使用しながらのロールプレイを行いました。とても実践的で印象に残っています。
成績優秀者: 毎回の授業の復習として、テキストの語彙を全て書いた単語帳を作成し、通学時や空き時間に見ていました。英語表現に関しては、テキストの英文を緑マーカーで色付けし、その下に日本語訳を赤ペンで書き、赤シートを使って、日本語⇒英語、英語⇒日本語 というように表現を言う練習をすることにより、地道に覚えていきました。また、リスニングのダイアログを何回も聞き、聞いたらスピーキングしていく(シャドウィング)練習をしていました。TOPEC看護英語試験直前の受験勉強としては3日前から就寝前に3時間復習をしていました。
成績優秀者: 患者さんやご家族に安心感を与えられる看護師になりたいと思います。英語を活かすという意味では、日本の医療現場で外国人患者が来院した時に英語でコミュニケーションが取れるようになることで、日本語を話すことが難しい方にも安心して医療や看護を受けてもらえるようにしたいです。
成績優秀者: 看護学生は課題や進級に関わる試験など忙しいとは思いますが、英語は、看護師として働く上で必ず役に立つと思います。せっかく英語を勉強する機会を与えてもらっているので、頑張って欲しいです。自分のためにも、患者さんやご家族のためにも、手を抜かずに受験勉強に取り組んでください。応援しています。
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中学時代から好きだった英語。看護英語の学習も、自分で学習方法を工夫し、意欲的に取り組んでいます。