TOPEC看護英語試験は、現在、看護専門学校・看護大学などにおいて団体受験として実施していただいています。
第14回TOPEC看護英語試験において、優秀な成績を収められた学生の方の表彰を行い、英語学習への取り組み方や、今後の看護の現場での英語の活かし方などを伺いました。
成績優秀者: 大学卒業後、医療事務として外来と病棟で働いていました。祖父が病気になり退院後デイサービスを利用していた際、看護師さんが家族では気づかなかった祖父の体調の変化に気づいてくださり、新たな病気の発見、治療へと至り、家族として祖父と過ごす時間を大切にすることができました。親身に寄り添い安心感を与えてくれたことが強く心に残り、その看護師さんとの関わりを通し、人を助ける仕事に興味を持ったため、看護師を目指すことに決めました。
患者さんが持てる力を信じ、その力を高める援助を行うことができる看護師を目指しています。
成績優秀者: 伝統があるので、ここで確かな知識と技術を学びたいと思い、姫路赤十字看護専門学校に決めました。
成績優秀者: 英語学習は小学校から始め、高校では英語のクラブに所属してスピーキング力を磨くことができるよう努めました。大学在学中に1か月オーストラリアのニューサウスウェールズ大学に留学し、ホームステイ先で現地の方と交流しました。英語でのコミュニケーションを通して異文化への理解を深めることができたと思います。社会人になってからは映画を字幕で見る程度でした。
成績優秀者: 試験は実践的な内容が多く、実際の看護場面で役立つ英語を学ぶ良い機会となりました。リスニングやリーディングの問題は、患者さんとのコミュニケーションをイメージしやすかったです。単語を覚えるのは苦手なので、ライティングは難しかったです。
成績優秀者: 1日30分程度、朝の通学の時間を使って電車やバスの中で医療英単語や会話文の学習をしました。ライティングだけでなくリスニングも自信がなかったため、音声サービスを利用して繰り返し聞いて聞き取りの練習をしたり、確認テストを解いたりして試験に備えました。単語はアプリを利用して単語帳を作成して覚えました。
今回の試験に向けた英語学習は、異文化や多様な背景を持つ患者さんに対して、国際的な視点を持って自身が目指す援助の実践へと繋ぐことができる良い機会となりました。
成績優秀者: 初対面の対応(チャプター1)や症状の聞き取り(チャプター2)が特に実践的で役立ちました。授業は、グループワークでテキストにある表現を用いて看護師役・患者役になってロールプレイを行い、ネイティブの先生が発音チェックをしてくださったのが印象的でした。実習の場で外国籍の患者さんと関わる機会はありませんでしたが、ロールプレイで英語での表現を考えながら実際の場面を想定することができました。
成績優秀者: まずは地域の赤十字医療機関で国際的なバックグラウンドを持つ患者さんが増える中で、少しでもコミュニケーションを取って、安心感を提供できるよう努めていきたいです。看護の場で英語を生かす上では、医療現場での簡単な説明や患者さんの訴えを聞き取ることができることを理想として考えています。先輩方も海外で活躍されていて、看護の技術をしっかり習得したら将来的には海外へ行くことも考えたいと思います。
成績優秀者: TOPEC看護英語試験は英語力だけではなく、実践的な看護英語スキルを身につけることができる良い試験です。『Nursing English in Action』を活用して日々の練習を続けることで、必ず力がつきます。試験対策だけでなく、将来の看護に役立つ内容なので、取り組んでみてください!
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社会人を経験後、家人のご病気をきっかけに看護師を目指しています。第14回TOPEC看護英語試験を優秀な成績で合格されました。