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~TOPEC看護英語試験を看護英語教育に活かしたい~

IPECが推進する看護英語教育は、「日本の医療現場において基本的な看護業務を英語で運用できる看護師を養成する」ことを目的としています。これからの日本の医療現場で活躍する看護師を養成する看護学校の代表の方々に看護教育の中の「看護英語教育」についてお話を伺いました。

スペシャルインタビュー

TOPEC看護英語試験は、基本的な看護業務を英語で運用できる能力を測定する試験として、看護師・看護学生、その他医療従事者の皆様に受験していただいています。
第15回TOPEC看護英語試験において優秀な成績で合格された平井 悠さんは、現在、宮崎大学医学部看護学科で看護英語を教授していらっしゃいます。
英語教育の現場でご活躍されている平井さんにTOPEC看護英語試験や看護英語教育についてなどお話を伺いました。

宮崎大学医学部看護学科 英語講師 平井 悠 様

高校時代をインターナショナルスクールで過ごし、カナダの大学へ留学、帰国後、日本の大学にて教員免許を取得。英語教師としてご活躍されています。

IPEC: TOPEC 看護英語試験の受験目的、及び受験されたご感想をお聞かせください。

平井さん: 英語教育には7年ほど前から携わっていますが、看護英語を教える環境に身を置いてからまだ2年程なため、実際の看護の場面でどういった英語表現が役立つのか日々様々な教材を利用して学習に努めています。
学生に看護英語を教えるにあたり、ある程度の看護英語の知識があることを学生に示す目的として、なにか形ある証明が必要だと感じ、今回TOPEC看護英語試験を受験しました。
受験した感想としては、外来・入院どちらのケースでも使用できる英語表現が豊富で、使用する前置詞を理解していないと解答できない問題があったり、包括的かつ実用的な英語表現の理解を必要とする試験、という印象です。リスニング問題は比較的解答しやすかったと感じました。

IPEC: TOPEC 看護英語試験は当協会看護英語テキスト『Nursing English in Action第2版』が推奨教材となっておりますが、どのように試験対策をされましたでしょうか。

平井さん: テキスト内の各チャプターとリスニングスクリプトから自分にとっての新出単語を抽出して、電子フラッシュカードを作成し、毎日の隙間学習に利用しました。また、ある程度フラッシュカードに登録した単語を学習した後に、テキストの最後にあるIndexを利用して、理解していない単語がないかの最終確認を行いました。リスニングに関しては、通勤時間を利用して音源の再生とシャドーイングを行いました。
また、各チャプター学習後、テキスト内で紹介された英語表現(文章)を、テキストを閉じてどれだけ覚えているか紙に書き出すアクティブリコールを行いました。

IPEC: 貴学の英語教育について簡単にお聞かせください。学生は看護英語を積極的に学んでいった方が良いとお考えですか。またその理由もお聞かせください。

平井さん: 本学では2年次まで英語が必修です。3年次から選択授業となり、4年次に毎年数名が海外留学(タイ プリンス・オブ・ソンクラ―大学)しています。
以前、日本在住の外国の方とお話しする機会があった際に、自分の日本語がまだ不自由な為、英語でコミュニケーションをとってくれる看護師の方にお会いできるととても安心すると話されていた事がありました。医療の現場では、心身ともに患者さんのケアが必要な為、外国の患者さんが安心して、かつより正確に自分の症状を説明できる環境づくりの為にも看護英語の学習は必要だと考えます。

IPEC: 今年度から先生ご担当の英語授業でテキスト『Nursing English in Action第2版』をご採用いただいていますが、当協会テキストをご採用いただいた理由をお聞かせください。

平井さん:以前使用していたテキストが各チャプターでの活動や内容が多く、私の授業(90分)ではカバーしきれない状態でした。その為、別のテキストを探していた時こちらのNursing English In Actionを見つけました。各チャプターのInputとOutput活動の量が多すぎず、学生も飽きずに1授業内で1チャプターを学習することができるのではないかと思い、今回採用しました。
もう1つの理由としましては、看護学生は3年次に選択科目として英語のクラスを受講しますが、最終目標として英語を話す模擬患者への問診、バイタルサインの確認、手術後の状態の確認、退院指導等を英語で行う活動があります。これらの場面で使用するような表現がNursing English in Action では豊富に紹介されていたため、2年次にこちらのテキストを利用することで、学生が模擬患者との活動の事前準備を行えると考えました。
また患者プロフィール聴取を扱っているチャプターは、1年次で学習する外来での問診の良い復習になります。
チャプター1で紹介されている「医学用語の基本構造」も、難しい医学専門用語を学習する上で大変助かっています。

IPEC: 貴学学生の皆様が TOPEC 看護英語試験を受験することはお考えですか。

平井さん:私が教えている看護学生の中にも、英語に興味を持ち、自分の英語力の証明の為に資格試験を受験する意欲のある学生は少なくないと考えます。また、看護現場での英語力を証明する試験はさらに限られているためTOPEC看護英語試験に興味を持つ学生はいると考えます。

IPEC: 今後 TOPEC看護英語試験を受験する方、及び看護学生へメッセージをお願いします。

平井さん: 英語を専門としている私としては、第二言語学習は非常に大変だと理解していますので、看護の現場で働いている看護師の方、また看護師を目指す学生の方どちらも非常に多忙な中、第二言語で専門知識を身に着けることに、頭が下がる思いです。
TOPEC看護英語試験やテキストに記載されている英語表現は患者さんとの円滑なコミュニケーションを行うのに効果的と考えますので、是非無理のないペースで学習に臨んでいただければと思います。
看護学生の皆様にとって、周りに語学学習をサポートしてくれる先生方や、自分とは異なる英語学習方法をもつ他の学生が沢山いる今の環境は非常に貴重ですので、1人で学習することはもちろん大切ですが、この環境を最大限に利用して欲しいと思います。

素晴らしいメッセージをどうもありがとうございます。
平井様のますますのご活躍をお祈りするとともに、今後、TOPEC看護英語試験を含めたIPEC看護英語プログラムが貴学学生の看護英語教育に貢献できましたら幸いに存じます。
取材にご協力いただき、どうもありがとうございました。

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