TOPEC看護英語試験は、基本的な看護業務を英語で運用できる能力を測定する試験として、看護師・看護学生、その他医療従事者の皆様に受験していただいています。
第17回TOPEC看護英語試験において、100点満点で合格された西垣恵子さんにお話を伺いました。

西垣さん: 幼いころから、「医療に関わる仕事」と「英語を使う仕事」の両方に関心がありました。その中で、まず医療現場に直接関わる職種として看護師の道を選びました。看護師としては、消化器外科を中心に、整形外科や婦人科を含む病棟に勤務し、その後クリニックも含めて約3年間勤務しました。
西垣さん: 夜間に自転車で転倒し外傷を負ったインド・パキスタン系の男性が搬送されてきたことがあります。翌日には別の専門病院へ転院されましたが、入院時の医師からご本人への説明や、翌朝のご家族への説明の際に、通訳のような形でサポートする機会がありました。
当時は、日々の業務の中で「看護」と「英語」は最も対極にあり、交わる機会が少ないと感じていましたが、この経験を通して、両者を活かして患者さんやご家族に関わることもできるのだと実感したことを覚えています。
西垣さん: 医療の経験と英語の両方を活かせる仕事を探していたところ、自宅近くの理化学・計測機器メーカーの医療機器部門で翻訳の募集があることを知りました。これまでの経験を活かせるのではないかと考え応募し、ご縁をいただいて現在に至っています。
西垣さん: 医療機器のマニュアルやカタログ、技術通知の変更連絡、ISO 13485に基づく品質マネジメントシステム関連文書、プレスリリースなど、幅広い分野の英訳および和訳を担当しています。
西垣さん: インバウンドの影響により、医療現場で英語を使用する機会が増えていると感じるようになりました。そのような中で、「英語」と「医療・看護」の両方が求められる場面に、自分も積極的に関わっていきたいと考え、本試験に挑戦しました。
西垣さん: IPEC看護英語テキスト「Nursing English in Action」を中心に、出勤前の朝の時間や昼休み、帰宅後など、日常のすき間時間を活用して学習しました。リスニングについては、通勤時の車内で音源を繰り返し聞くようにしていました。
西垣さん: IPEC看護英語テキスト「Nursing English in Action」を中心に学習しました。
西垣さん: 看護英語テキストのすべての問題を繰り返し学習しました。1周目はテキストに答えを書き込みながら理解を深め、間違えた問題には×印をつけました。2周目以降は赤い暗記シートを使って知識の定着を図り、間違えた問題に再度×印をつける、という方法を繰り返しました。
西垣さん: はい、そうです。最終的には7回学習していました(笑)最後は×印が消えないところを重点的に克服していきました。
西垣さん: 語彙・専門用語については、一見長く見える単語でも複数の語の組み合わせで構成されているため、語源や構成要素に分解して理解するようにしました。リスニングについては、音源を繰り返し聞くことで音に慣れ、聞き取れる範囲を徐々に広げていきました。
西垣さん: 試験勉強を始めたのは、試験日の1~1.5カ月前からです。テキスト中心の学習で進めてきたため、試験形式に触れたのは本番が初めてでしたが、時間的に大きく困ることはありませんでした。迷った問題に時間をかけすぎないようにし、一度先に進んでから見直すことを意識しました。
西垣さん: 「看護」と「英語」の両方が求められる試験に合格できたことは、大きな自信につながりました。また、今後のキャリアを考えるうえで選択肢が広がったと感じています。今後は、医療分野において英語を必要とする場面で、自身の経験を活かしながら積極的に関わっていきたいと考えています。
西垣さん: はい、都内には外国人患者を多く受け入れている医療機関もありますので、機会があれば戻りたいと思っています。
西垣さん: テキストの内容をしっかり理解し、繰り返し学習することが重要だと思います。まずは目次などから全体の構成を把握し、各章にインデックスラベルを貼付するだけでも、学習の見通しが立ち、達成感を得ることができます。その積み重ねが、次の学習へのモチベーションにつながると感じました。
西垣さん: 日々、非常に多忙な業務をこなされている看護師の方々や、課題や実習に向けた学習に取り組まれている看護学生の皆さんにとって、勉強時間を確保することは決して容易ではないと思います。そのような中で努力を続けておられることに、心から敬意を表します。
近年、「看護」と「英語」の両方が求められる場面は確実に増えていると感じています。TOPEC看護英語試験への挑戦は、今後のキャリアの選択肢を広げるきっかけになると思います。無理のない範囲で、継続して取り組んでいただければと思います。
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大学卒業後、一般企業の海外部門に勤務した後、看護学校に進学し、看護師資格を取得しました。病院勤務を経て、現在は医療機器メーカーにて社内翻訳者として勤務しています。英語には中学生の頃から関心があり、高校時代には1年間の留学を経験しました。当時はラジオ英会話を継続して聴くなど、日常的に英語に触れてきました。