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受講生の声―医療英語コース 葛西 亮子様

講座名:医療英語コース
葛西 亮子様 看護師歴30年

英語の勉強を続けられていますが、さらに青森から当協会の医療英語を受講されようと思われた理由を教えてください。
英語圏の患者さんを受け持つ機会があり、「熱意」で信頼関係を築き、なんとか家族とともに退院に至りました。 患者さんに責任を持つために不可欠である言葉によるコミュニケーションができていたか?「NO」です。 色々振り返り、国内で英語のスキルを高める組織がないかインターネットで探して、受講するに至りました。
今までの英語レッスンとの大きな違いはなんですか?あるいは、役に立っているところを教えてください。
英会話レッスンは日常の会話が中心で、医療現場で使う言葉はあまり出てきませんでしたが、それでも楽しく参加していました。 このコースは「医療における英語」というのがこれまでのレッスンと違うところです。
教師の教え方や教材についてはいかがですか?
教師が医療スタッフの経験があるということが、一番のポイントです。 教材は医療英語とIELTS試験があるのですが、時々両方の教材に同じ文法の記載があって、 家で学習するときに時間を浪費したように感じたことがありました。
しかし、これも必要なことだと思います。専門的な医療英語はもちろん、普通の言葉で表現するとこうなるんだ、ということがわかります。 そしてなんとなく英語になれていく感じがしました。
働きながら勉強することは非常に難しいかと思いますが、どのようにスケジュールを調整されていますか?
外来勤務で平日の休みがとれないので、週末をレッスンの時間にしていますが、実際大変です。
体力がないと根気もなくなりますから。ということで、宿題をこなすのにちょっと苦労しています。
看護師としてのお仕事の中で、英語が必要と思われる理由を教えてください。
現実的に、医療に使われる英語は、医師のカルテでは英語です。
最近は看護師も英語での略語を使い話したり、記録もするようになりました。
多くの医療英語を英語で学ぶことも大事だと思います。きちんとした日本語を学ぶと同様、英語が必要ならプロフェッショナルとして通用する英語力が必要だと感じています。
外国の方が通院する状況が増している中で、患者さんもスタッフも安心して医療を受けられる様、英語をプロの看護師として使えるスタッフの1人になりたいと思っています。
外国の方を受け入れるのであれば、受け入れ状況を改善するのはごく当然のことと考えています。
このコースに興味がある看護師の皆様へ、メッセージをお願いします。
「もし自分が国外で患者になったら…」と考えてみてください。
国内の外国の方を助けてあげるためにもこのコースは「きつい」けど面白いですよ。
それに文献も読めるようになりますから、意義あるコースだと思います。
受講中で印象に残っていること、教師の言葉など
なぜ英語を習うのか?「英語は、世界の公用語だから」と先生が私の心の中のもやもやした気持ちを晴らしてくれました。 そう、まず英語を勉強することで外国人患者さんに近づく第一歩だと痛感しています。 言葉は大事です。
実際に外国人及び家族に接してみて、先生の指導や学校のフォロー体制のどんな点が役に立っているか?
多くの勘違いが存在すると先生が話してくれたのを覚えています。 自分が外国に行くわけではないけれど、外国の方々が日本で暮らしていることを考えると、病院はその方たちの来院を避けることができません。 患者さんと医療スタッフがお互いに安心と信頼を持てるように、日本でももっと英語教育が必要だと感じています。 先生が実際に日本の病院に通院した時の印象を語ってくれましたが、私たち日本人医療者が言葉で「誠意」を尽くしきれない現実は自分でも歯がゆくなります。 「どう言ったらいいの?」と考え、思いついた言葉が実はとんでもない意味だった、授業を通して色々学びました。「生きた英語」を学ぶための良い経験になりました。 今もまだ外国人患者さんに接していてわからないことがたくさんです。医療英語のコースは私の毎日に今役立っています。
これからの抱負を教えてください
「自分がいて誰かが安心できる」そう思えるよう広い範囲でもっと多くのことを学びたいと思っています。 そして多くの仲間ができて「安心しておいで下さい」と言える環境ができる日を目指して頑張っています。
現在の近況についてメッセージをお願いします。
先週、外国人患者さんに関わる伝達役と看護部に私の名前が発信されました。
早速火曜日に外国人の患者さんが受診し診察や処置に同席しました。
来週から患者さんと家族のケアに参加します。
名前が発信されると、以前とは違って、私のスケジュールが取りやすくなった反面、報告書を出すなどの仕事も増えてしまいました。 これは責任を持つということで大事なこと、ですね。
得意ではない分野を調べ直したり、そして英語との生活、勉強の毎日です。
(2010年7月)
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