2月16日に「看護英語ワークショップ第10回消化管内視鏡検査上部編」が開催され、19名の方々(看護師17名、スペイン語医療通訳学習者1名、その他1名)に受講していただきました。
今回は、検査室や外来で内視鏡検査の介助を担当している看護師の方々にとっては実践で直ぐに使える表現が満載で、皆様、しっかりと発音練習をされていました。
ワークショップの前にまず、IPEC看護英語主任教師小口順子先生の講演、「医学用語の基礎を学ぼう!【-itis】」が、ありました。最初に医学用語の構造の基礎を簡単に学び、続いて-itisという接尾語がつくとどのような意味の単語になるかを学習し、gastritis,hepatitisなど、この接尾語がついた代表的な単語がいくつか紹介されました。そして、これらの医学用語について、患者さんにはどのようにわかりやすく説明していくか、を学習しました。単語の構造を知ることにより、知らない単語でも意味を推測できることや、患者さんへの説明のパターンなど興味深い内容で、多くの方がメモを取り熱心に聞いていました。
ワークショップ前半は、上部消化管内視鏡検査前の問診を聴き取り、その後その表現についての解説を聞き、看護師の表現・患者の表現とも何回も発音練習を行いました。麻酔の意味のanesthesiaやアレルギーallergyなど発音しづらい単語も何度も繰り返すうちにだんだんとスムースに言えるようになっていきます。
その後、鎮静薬使用時の患者さんへの説明の表現を学びました。最近は鎮静薬を使用する患者さんが多いので、どのように説明したらよいか悩んでいたが解決できた!とアンケートに書かれた受講生の方もいました。
後半は、上部消化管の臓器名・疾患名・症状名を解答するゲームから始まりました。
日本語ではよく知っている臓器名や疾患名も、英単語は耳馴染みが無いものも多く、皆さん教師の解説をしっかりメモしておられました。
次に、経口の内視鏡検査の前処置について学習しました。解説の後、看護師役はパワーポイントのスライドの指示に従って動きながら説明をしていきます。患者役は、看護師の説明の通りに動きます。皆さん、前処置を行いながら説明する、というロールプレイを楽しそうに行っていました。
検査後の諸注意についての英語表現も学習し、正に明日からすぐに使える実践的な内容ばかりでした。
今後のスケジュールに関しましてはホームページ上に随時掲載いたします。
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