6月30日に「看護英語ワークショップ第8回熱中症」が開催され、17名の方(看護師14名(うち3名保健師資格もあり)放射線科技師1名、医師1名、医療通訳学習者1名)に受講していただきました。自己啓発として受講された方が多く、またオリンピック・パラリンピックのボランティアを目指している方や留学を目指している方もいらっしゃり、皆さん意欲的に取り組んでおられました。
今回は、まずカナダと日本の看護師資格を持つ久々宇悦子さんに、ご講演いただきました。
久々宇さんは、日本で看護大学卒業後、国内で病棟勤務を経てカナダへ渡航され、独学でカナダ看護師試験(Canadian RN Exam)に合格、看護師免許を取得されました。就労ビザ取得後、トロント市内の地域基幹病院に入職し、外傷・脳神経外科ICUにて看護師として2年間勤務後、帰国されて看護職能団体にて看護労働や学会事業等に従事されていました。
講演内容は、カナダで看護師になるにはどうしたらよいか、ビザ取得と就職活動、カナダの病院のしくみ、看護師のお仕事、患者も看護師も多種多様など、大変興味深く、熱心にメモを取りながら聞いている方もいらっしゃいました。
努力家の久々宇さんの英語学習法は、受講生の皆さんにとっては自己学習のやり方の良い参考になったのではないかと思います。
ワークショップでは、前半は、熱中症の症状に関する語彙・表現を学び、○×ゲームで確認しました。簡単そうで意外と難しい文法のゲームなのですが、半数以上の方が全ての問題を正解されていました!
その後看護師と患者の会話の中で熱中症に関わる英語表現を学習し、何回も発音練習も行いました。
後半は熱中症の応急処置や、予防のための指導に関する語彙・表現を学習しました。
再度、指導の説明内容についての○×クイズを行い、発音練習の後、実際に自分が指導する文章を考え、ロールプレイで、患者役に看護師として指導を行いました。患者として疑問に思ったことを質問する、という場面を想定した受講生も多く、様々な質問が挙がり、楽しくロールプレイを行うことができました。
ワークショップ後の恒例の茶話会には講演者の久々宇さんも参加され、勉強方法など多くの質問に答えていただきました。受講生の皆さんにとっては素晴らしい目標であり、また地道に学習していくことの大切さを感じ取っていただけたのではないかと思います。
7月21日「ゼロからはじめる看護英語第2回患者のプロフィールと病棟内オリエンテーション」
「基本のき」から始めたい方にピッタリのセミナーです。ぜひご参加ください!
※詳細はホームページをご覧ください。
皆様のご参加をお待ちしております!
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