5月20日に「第1回ゼロからはじめる看護英語 ~自己紹介から始めよう~ 」が開催され、10名の方々(看護師10名)に受講していただきました。
今回のセミナーは、看護師や医療従事者の皆様を対象に、現場で使える実践的な英語でありながら基礎を学ぶ内容でした。
前半は、「I am one of the nurses here」などの患者への自己紹介の仕方、患者の生年月日や名前の聞き取りに必要な数やアルファベットの復習をはじめとする基礎を学習し、ペアワークを通じて学んだことを実際に練習しました。
ペアワークでは患者と看護師役になって、患者役は名前と生年月日の書いてあるカードを見ながら、それらの情報を看護師に伝える練習、看護師は患者の情報を聞き取る練習をしました。
「使われている単語はそれほど難しくないけれど、いざ会話をしてみようと思うと難しい。」という声もちらほら。頭でできると思っていても、実際に声に出して練習することで課題が浮き彫りになってくるものです。
そして、話せることも大切ですが、相手の言っている内容を正確に聞き取ることも大切ですね。そこで、相手の言っていることを聞き返す便利なフレーズを学び、聞き返すことは恥ずかしくないということも学びました。
後半は、病院案内にチャレンジです。看護師なら患者に病院案内するのは日常茶飯事ですよね。
まずは院内案内に必要な診療科の名称を習得。一見難しそうな医学用語も、単語の成り立ちが分かれば割りとスムーズに覚えられます。
次は病院案内に必要な「まっすぐ進む」や「角を右に曲がる」など表現方法を学びます。これらは日常の道案内にも使える表現です。
最後に、病院のフロアマップを使い、覚えた道案内のフレーズをパズルのように組み合わせて、英語での病院案内を体験してみました。「今日のセミナーで一番難しかった。」という声もありましたが、「病院では患者によく聞かれるから、役に立つ」などの感想をいただきました。
その他、アメリカ英語とイギリス英語の違いについていくつか学びましたが、イギリス英語では1階を「First Floor」ではなく「Ground Floor」と呼ぶことには皆さんビックリ!さまざまなバックグラウンドの患者に対応するには、出身国による英語の違いを押さえておくことも重要ですね。
IPECでは今後も看護師をはじめとする医療者の方々に実践で使える英語を提供していきます。お楽しみに!
・2018年 6/17(日)第5回看護英語ワークショップ 熱中症(東京会場)
・2018年 7/1(日) 第5回看護英語ワークショップ 熱中症(大阪会場)
・2018年 7/22(日)第3回看護英語実践セミナー
*日程・内容は変更になる場合がありますので、詳細はホームページでご確認ください。
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