第3回目に引き続き迅速診断検査に使える英語表現を学習します。
第4回目は検査の手順の説明と、患者への声かけの表現を学びましょう。
swabは、綿棒のことですが、医療者の間では日本語でも「スワブ」と言いますね。
この文章のように名詞としてだけではなく、「綿棒(スワブ)でこする」という意味の動詞としても使われます。
「頭を少し後ろに傾けて、深呼吸をしてください。」
Please tilt your head slightly back and take a deep breath.
tilt~back、は、「後ろに傾ける」という意味です。slightlyなので、「少し」傾けてください、と伝えています。
take a deep breathは、「深呼吸をする」という意味で、患者にリラックスして欲しい時などによく使われますので、覚えておきましょう。
患者の準備が整いましたので、医師は綿棒を患者の鼻に挿入し、検査が終わりました。
患者にとっては苦しい検査ですよね。検査の後に声をかけましょう。
「はい、終わりました。大丈夫ですか?鼻に痛みはありますか?」
Ok, it’s done. Are you all right? Do you feel pain in your nose?
何かが終了した時によく使われる表現が、It’s done. 例えば Did you send the email? に対してもう送り済みであれば、Yes, it’s done. と答えることができます。doneは「終わった」「完了した」という形容詞です。「もう少しで終わりますよ。」と声かけしたい時はWe are almost finished.と伝えましょう。
痛みがないかどうかも確認しましょう。
「鼻をかみますか?どうぞかんでください。」
Would you like to blow your nose? Please go ahead.
blow one’s noseが「鼻をかむ」という意味になります。この検査の後は、鼻の奥に違和感があり、鼻をかみたい方もいると思いますので、ぜひこの声かけをしましょう。
「結果が出るまで10分ほどかかります。」
It will take about 10 minutes to get the result.
かかる時間について伝えたい時はtakeを使います。
「こちらのお部屋でお待ちいただいて(結果が出たら)お名前が呼ばれます。」
Please wait in this room and your name will be called.
そして、最後に待つ場所と、「名前が呼ばれる」ことを伝えましょう。
以上、検査手順の説明と患者への声かけについて学習しました。
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「医師が綿棒で鼻の奥をこすります。」
The doctor is going to swab the inside of your nose.