当時(2001年)、IELTSのアカデミックで平均7.0または、平均6.5の場合、Competence Assessment Course(看護師の適性をみるためのコース6~8週間)を受講することでNZの看護師として登録できました。
最近(2013年時点)は、IELTSのアカデミックでListening, Reading, Writing, Speakingの各項目7.0を1年かけて取得するかOETの全てのカテゴリー(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)にて「B」以上と定められています。
*IELTSとは、「 International English Language Testing System」の略であり、主にイギリス、オーストラリア、ニュージーランドで使用されている英語力判定試験です。「アカデミック」と「ジェネラル(一般)」モジュールの2つに分れており、それぞれ、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの能力を0~9.0のポイントで判定されます。看護師は「アカデミック」モジュールになります。
*OETとは、「The Occupational English Test」の略であり、医療に携わる人のために作成された語学力判定試験です。IELTSと同じく4つのカテゴリー(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)に分かれており、判定は「A:最高レベル」~「E:最低レベル」で判定されます。
「日本で準備した書類」
・出生証明
・パスポート
・履歴書
・看護学校の履修科目、履修時間、成績表
・看護師免許証
・各職場の在職証明書
・職場の人からのReference(推薦状)1通
・自分の事を2年以上知る人からのReference(推薦状) 2通
「NZで準備したもの」
・英語能力の証明:IELTSの結果
Academic: Over All Score(平均)6.5~7.0
・申請費用:小切手
・警察証明書
人によって様々だと思いますが、日本での書類の準備に私は4~5ヶ月かかりました。
*注意:必要書類や上記に記載された情報はその年によって変更される事がありますので、Nursing Council of New Zealand(日本での看護協会または厚生労働省にあたる所)のURL:http://nursingcouncil.org.nz/Nurses/International-registration の「all other international applicants」で確認される事をおすすめします。
次回はIELTSの勉強について詳しくお伝えします!
森本 博美さん
日本・ニュージーランド・カンボジア看護師
国内で看護師として病棟・外来の臨床経験を経て、保健師として保健所に勤務。その後、ニュージーランドへ渡りワーキングホリデーを体験後、看護師免許を取得。クライストチャーチのPublic Hospitalの整形外科病棟に6年、老人ホームに約2年勤務。2014年にカンボジアに渡り、現在日系クリニックで看護師として活躍中。
※ 本ブログは森本さんが留学された当時の情報です。現在とは異なる場合がございますので、必ず最新情報はご自身でお調べください。
特定非営利活動法人プロフェッショナルイングリッシュコミュニケーション協会
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-14-1 郵政福祉琴平ビル5階
Copyright © Institute for Professional English Communication All Rights Reserved.
こんにちは。これは、日本で看護師経験を経て、ニュージーランドで看護師になった森本さんの体験ブログです。ニュージーランドで看護師になるきっかけからはじまり、IELTSの勉強、ニュージーランドの医療システム、日本とニュージーランドの看護事情の違いなど、様々な体験談をお届けしていきます。海外で看護師として働いてみたいと思っている看護師の皆さん、大自然に恵まれたニュージーランドで仕事も私生活も充実してみたいと思いませんか?