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NZで看護師になるための情報 Part1
~これだけは知っておきたい看護留学の落とし穴~

NZで看護師として働きたいけど、どれぐらいの英語力が必要なの?
日本で看護学校を卒業し、5年間病院で働いています。将来的にニュージーランドで看護師として働くことを希望しています。英語は以前TOEICで550点ぐらいです。ニュージーランドで看護師として働くためには、どれぐらいの英語力が必要になりますか?
ニュージーランドの病院で看護師として働く場合、IELTSのアカデミックで各項目(Reading、Listening、Writing、Speaking)7.0を取得する必要があります。日本の看護学校や看護大学の教育内容はニュージーランドと同等レベルとみなされているので、IELTSでのポイントを取得し、必要書類を提出すれば、ニュージーランドの看護師として登録できますが、一番大切なのは、病院で看護師として働くために必要な医療英語でのコミュニケーション力をつけておくことです。忙しい医療現場の中で、的確に患者の状態を直接、または電話で医師や他の医療者に伝える高度なコミュニケーション力があると、看護師としての信頼度もあがり、即戦力になります。
TOEFLそれともIELTS?
英語の試験はTOEIC、TOEFL、IELTSといろいろありますが、どれを受けたらよいのでしょうか?
ニュージーランドの看護師として登録するための条件は、IELTS(アカデミック)の英語の試験で7.0ですが、Reading、Listening、Writing、Speakingの4項目においてすべて7.0のポイントを取得する必要があります。一度の試験ですべて7.0をとるのは難しいため、1年という期間が設けられており、その期間内でIELTSを何回か受け、各項目の点数を満たすことが条件となります。IELTSの試験は日本でも毎月行われており、ニュージーランドでも同じく受験できます。
ニュージーランドではIELTSの試験対策のコース(約3ヶ月)があり、IELTSの試験管が教師をしている語学学校を選ぶことが高得点を狙うキーとなります。
就職先が決まるか不安です。
IELTSのアカデミックで各項目7.0を取れば、ニュージーランドの病院で看護師として働くことは可能ですか?
IELTSのアカデミックで7.0を取得したからといって、すぐ就労できるとは限りません。日本の就職活動と同じく、ニュージーランドでは、新聞やネットで仕事を探し応募します。大きな病院では、ネット上で募集しているため、必要項目を入力し応募します。そのあと病棟師長よりメールがきて、履歴書を郵送またはメールで送ります。日本と違いニュージーランドでは、各病棟での募集となりますので、連絡する相手は病棟師長になります。
IELTSの勉強だけでは医療英語をカバーすることはできません。そのため、就職したい病棟の医療英語は自分で勉強する必要があります。ニュージーランドの医療システムもある程度知っておくことやマオリ族の事などある程度知っているほうが面接対策にもなります。 ニュージーランドの看護師として登録後すぐに永住権の取得が可能です。ニュージーランドの永永住権が取得出来たあとは、看護師の専門学校で既卒の看護師対象の看護のコース(例:解剖生理、内科看護、老人看護などあります。そこで、いくつかコースをとって勉強し自信をつけることもできます。永住権をとった後がよいのは、ニュージーランドと同じとなり、授業料が安くなるからです。

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ブログ執筆者

森本 博美さん
日本・ニュージーランド・カンボジア看護師
国内で看護師として病棟・外来の臨床経験を経て、保健師として保健所に勤務。その後、ニュージーランドへ渡りワーキングホリデーを体験後、看護師免許を取得。クライストチャーチのPublic Hospitalの整形外科病棟に6年、老人ホームに約2年勤務。2014年にカンボジアに渡り、現在日系クリニックで看護師として活躍中。

※ 本ブログは森本さんが留学された当時の情報です。現在とは異なる場合がございますので、必ず最新情報はご自身でお調べください。

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