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NZで看護師になるための情報 Part4
~これだけは知っておきたい看護留学の落とし穴~

日本でIELTS7.0とっても、ニュージーランド(NZ)の病院にすぐ就職できるか不安です。看護師として働くには、病院以外にどのようなところがありますか?
病院以外にも看護師として働ける場所は色々あります。
Community Nurseといって、日本で言う訪問看護師としての仕事や、クリニックでの仕事、老人ホームでの仕事などあります。 また、自分がまだどこで働こうか決まっていない方や、迷っている方は、派遣看護師として登録し、色々な場所で働きながら自分にあった所をみつけることもできます。
看護師として登録した後は、一看護師として扱われるので、コミュニケーションに問題があると、仕事の面接では落とされます。知人の中で、IELTS7.0をとっていても、面接の際、緊張して上手く返答できず、落とされた方は何人もいますので、注意して下さい。日本人は「謙虚」が美徳とされていますが、NZでは逆です。「謙虚」=「自身がないのでは?」と思われがちですので、面接の練習もしっかり行い、ネイティブに負けないよう自身をもって返答ができることが望ましいです。
働くなら公立病院?それとも私立病院?
NZの病院は公立病院と私立病院とあると聞いたのですが、日本の病院のように違いがありますか?
あります。看護師サイドからみた違いを説明しますと、公立病院は、患者が多く、緊急の対応や入退院の対応で忙しいです。私立病院は、受診や手術も完全予約制で、やや富裕層の患者の対応となり、忙しさはそこまでではないようです。NZの医療制度で、事故に対する補償制度としてACC(The Accident Compensation Corporation)があるため、国民や旅行者などVisaに関係なく無償で治療がうけられます。公立病院が救急患者を主に受け入れているため、事故の患者の対応が多くなりますが、外国人患者も多いため、日本人看護師で働きながら医療通訳としても活躍できる場とも言えます。また、公立病院の中にも、回復期患者用のリハビリ病院があるため、急性期ではまだコミュニケーション力に自信がない方は回復期からはじめる事も可能です。
給与面から言いますと、私立病院が少し高いと言われていますが、大きな違いはありません。
結果として、私立病院の待遇がよいので求人は少なく、公立病院の求人は絶えずある状況です。
NZの看護師と医師との関係はどうでしょうか?
NZで看護師として働きたいと考えているのですが、医師と看護師の関係はどういった感じなのでしょうか?

NZでは、医師との関係は、その医師にもよると思うのですが、看護師は患者の代弁者としてきちんと患者の状態をアセスメントし、報告すればどの医師であっても、すぐに対応して下さいます。忙しい医師でも話し好きなため、ナースステーションはいつも賑やかで、話しやすい環境にはあると思います。
医療チームの一員として、医師との信頼関係を構築していくことは大切ですので、日本人看護師として言語面のマイナスイメージを払拭できるよう、きめ細かな対応を心がけていくと、多少英語がネイティブよりできなくても医師からの良い評価を得ることはできます。

NZで看護師になる決意から就職にかかるまでの期間(IELTS 5.0の場合)

(*IELTSのスコアの伸びは個々に違いますので、あくまでも参考例になります)

NZで看護師になろうと決めた時点の英語力:IELTS 5.0
語学学校でIELTS対策コースでの勉強(1年)
IELTS 7.0
ステージ1*に必要な書類を提出
審査期間:30営業日
ステージ2*に必要な書類を提出。必要な方のみCAP*受講(6-8週間)
1年ほど待機の可能性あり!
正看護師登録
就職

【期間の合計:約1年3か月~2年3か月】

ステージ1*:詳細申請書、申請料金、パスポート、IELTSの結果、履歴書、職場・知人からの推薦状、在職証明書、結婚された方の苗字変更の証明書

ステージ2*:日本の看護師免許証、大学・専門学校の学業成績表、警察証明書 Nursing Council of New Zealandのサイトをご確認下さい。ステージ1と2で必要な書類の詳細が記載されています。

CAP:Competence Assessment Program 看護師としての能力をみる研修。看護理論と実習があり、計6~8週間の研修制度。

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ブログ執筆者

森本 博美さん
日本・ニュージーランド・カンボジア看護師
国内で看護師として病棟・外来の臨床経験を経て、保健師として保健所に勤務。その後、ニュージーランドへ渡りワーキングホリデーを体験後、看護師免許を取得。クライストチャーチのPublic Hospitalの整形外科病棟に6年、老人ホームに約2年勤務。2014年にカンボジアに渡り、現在日系クリニックで看護師として活躍中。

※ 本ブログは森本さんが留学された当時の情報です。現在とは異なる場合がございますので、必ず最新情報はご自身でお調べください。